続・離婚決定! 

あっさり離婚が決まってからは、二人で酒をがぶ飲みしながら、今までの間のぶっちゃけ話しみたいになった。
「もうどうでもいいや」みたいな感じで、今までのことを振り返っていた。
お互いに今までお互いをどう見てきたか。
どんなとこに不満を感じて、どんなことがイヤだったか。
お互いが、今までどれだけ苦しんできたか…。

それでも嫁は不倫のことをなかなか口にしなかったけど、俺がしつこく聞いたら、やっと本当のことを言いやがった。
相手はかなり年上で38歳。嫁は25。
家庭を持っているけど、同じように崩壊寸前だということ。
彼に特に愛情を感じているというわけでもなく、寂しさを紛らわすためなら誰でもよかった、と。
長続きさせるつもりもなく、子供にも会わせるつもりはないらしい。

それから、延々と夜中の3時くらいまで話していた。


でも、不思議だね。
結婚してから5年くらい経つけど、あれだけ長く話したのはかなり久しぶりだね。
それが、離婚話っていうのも皮肉だけどね。

思い返せば、あれだけお互いが気持ちをぶつけあったのは、結婚して以来初めてだね。
普段からお互いに気持ちをぶつけていれば、こんなに不信感が高まることもなかったかもしれないね。
気持ちが冷めていくこともなかったのかもしれないね。
こんな悲しい結果にならずに済んだのかも、しれないね。

お互いに気を遣ったり、意地張ったり、かっこつけたりして、知らず知らずのうちに相手の心に踏み込まなくなっていた。
っていうか踏み込めなくなっていた。


そんなことに、今になってから気付くなんて。
遅すぎるよね…。。


離婚が決まりました。。 

先週の土曜日に来ましたよ…。
朝、会社に行く時に「今日の夜、ちょっと話しがあるから」ってメール。
今までの経緯から何の話しかは分かったけどね。

んで夜、子供が寝てから家族で話し合い。
うちはいわゆる俺がマスオさん状態で、嫁の実家に住ませてもらってる。
だから家族っていっても嫁のお父さんとお母さんと嫁vs俺っていう3対1。
最初は、話し合いっていうよりも嫁のお父さんとお母さんから俺へ口撃というか、まぁ吊るし上げ状態。
いや、すごかったね。

でも話し合いっていう状態じゃなかったし、俺も何も言えなかったから(というか何かを言おうとしても途中でさえぎられて罵倒されてた)、話しが何も前に進まないってことで、嫁の提案で夫婦二人だけで別の部屋に行って話し合うことになったんだ。


んで、それからずっと二人で話し合ってた。
嫁は、今までのことから、俺に対する愛情はもうナイから離婚したい、と。
離婚届も既に用意していた。
でも、今の不倫のことは打ち明けなかったね。

嫁は、俺は離婚に猛反対すると思っていたらしい。裁判まで覚悟している、と。
だから、俺が割とあっさり離婚に応じたらかなり驚いた。

「なんで?」と聞かれたんで、嫁に対する気持ちが冷めてきているから、ってだけ答えた。

嫁は「そっか」ってだけ答えた。


だんだん冷めていく… 

嫁は、ヒマさえあればずーっと携帯いじくってメールしている。
嫁は親がやってる居酒屋を手伝っているんだけど、仕事終わった後にほぼ毎日のペースで不倫相手と会っているっぽい。

そうそう、なんで俺が嫁が不倫しているって知っているか、まだ言ってなかったよね。
嫁は、去年の夏くらいから、とある掲示板にずーっと書き込みをしているんだ。
もともと嫁にその掲示板の存在を教えたのは俺なんだけどね。
俺はすぐに飽きちゃって行くのをやめてたんだけど、嫁はそれにかなりハマっていたみたい。
んで俺が何ヶ月かぶりにその掲示板を見ていたら、嫁の書き込みを発見したんだ。
かなり大きい掲示板で、カテゴリーも書き込みも膨大な数があるから、見つかるわけないってタカをくくってたんだろうけど、俺が見たタイミングが良かったのかな。一発で見つけちゃった。
そのマンマの名前で書き込んでて、「ん?」と思って見たら、今日は何しただの、子供がどうだのって、すぐに本人だって分かった。

かなり前から書き込んでて、全部読むのにかなり時間がかかったんだけど、そこには俺に対する失望や怒り、そして不倫相手との出会いから、何から何まで書いてあった。
読んだときはかなり悲しくて、ムカついたけどね。


んで、俺は今もその掲示板をチェックしている。
嫁は、見られているとも知らずに、毎日その掲示板に不倫のことなんかを書き込んでいる。
その書き込みを見るのはかなりムカつくね。絶対に顔や態度には出さないけど。
俺って性格悪いなぁ。

昨日も、嫁は会っていたらしい。
その掲示板に彼氏はどうのこうのって書き込んでいる。

ぶっちゃけさぁ。。
全部知ってますから!
相手の車のナンバーも、大体の住んでるとこも知ってますから!(偶然、車だけ見た)
相手の家まで行って、相手の嫁とかに全部ブチまけて何もかもブチ壊してやろうか、ってたまに思う。

まぁ、そんなことしても何もならないし、虚しいだけだって分かってるからね。
それにあんまりドロドロしても、一番傷つくのは子供たちだからね。


そう思うんだけど、書き込み見てると、どうしようもないほどムカつく。
でも、それ以上に、嫁が汚い存在に思えてくる。
どんな手で、誰と何をした手で子供たちを触っているの?
「ウソついちゃだめだよ」って子供に怒るけど、そんなこと子供に言える資格はお前にあるのか?
「うちの子供が世界で一番大好き」って言うけど、じゃあなんでその子供たちを不安定な状態に追い込むようなことするの?
子供たちと遊んでいる時の笑顔は、ウソなの?
仕事の帰りが遅くなって、次の日起きれなくて俺の仕事休んだり遅刻させたりするけど、それって不倫相手と会ってたからなの?

色んなことが信じられなくなってくる。ウソだらけ。矛盾だらけ。

嫁に対する気持ちがだんだん冷めていくのが、自分でも分かる。


嫁の不倫… 

嫁も、好き好んでっていうか、好きで不倫なんてやっているわけじゃあない。
ほんの1年位前まではラブラブだったしね。
それは分かっている。

嫁がおかしくなったのは全部俺のせいなんだぁ。
だから、これだけ裏切られてても、嫌いになれない。


俺は大学を卒業してから、やっぱり子供がいるしお金が必要だから、給料の良さで就職先を選んだんだ。
そこで行き着いたのが、先物取引の営業。
確かに、給料は信じられないくらい良かったね。
入社して3ヶ月の研修終わった時点でもらった給料が、手取りで35万。それも歩合抜きで。

仕事がキツイってのは覚悟していた。していたんだけど……甘かったね。
別にノルマがきついとか、帰りが遅いとか、そんなのは別に良かったんだ。最初から覚悟していたことだから。


でもね、俺にはこの仕事はできなかった。
例えば、何も分からないお年寄りを「絶対に儲かりますよ」と騙して、老後の資金を引き出させて結局ゼロにさせちゃったり…。
外資系のエリートサラリーマンに数千万も損をさせて、家庭を破綻させて、訴えられたり…。
営業マンとして成績をあげなければいけないけど、成績をあげればあげるだけ、他人を不幸にしていく。
ひどい時には、事故で片足を亡くして失業中の人にも無理矢理営業をさせられた。

そんな仕事はとても耐えられなかった。だから、1年ちょっとで辞めたんだ。


そこまではまだ良かった。嫁も、その会社のことは理解してくれたし、次の仕事を頑張るんなら…って条件付で許してくれた。

そこからだ。ダメだったのは。
今まであまりにも汚くてイヤな世界を見たから、営利企業に嫌気がさして公務員を目指してバイトの傍らで勉強を始めたんだよ。
で、結果ことごとく落ち続けた。結局、2年近くそれで棒に振っちまった。
嫁はその間も、ずっと俺を支え続けてくれた。俺のことを信じて。
でも、結果として俺は嫁のことを裏切り続けた。傷付け続けた。


で、今年の2月。
離婚話を切り出された。
その時はかなりきわどかったけど、何とかギリギリのところで離婚は回避された。
でも、その直後だよ。
嫁の1回目の不倫が発覚したのは。
相手は自分よりずっと年下の17歳のただのガキ。
しかも、ただやりたいだけで、嫁に色々とウソを言って騙していたらしい。
1回あって、エッチして、それでウソが分かって…。
それから嫁はうつ病気味になって、手首を切ろうとしていたこともあった。

結局その相手とはすぐに別れたらしいけど…今は2回目の不倫中。
今度は相手も結婚している、いわゆるW不倫らしい。
ただ寂しさを紛らわすだけ。そんな関係らしい。

嫁も苦しんでいる。
自分自身の寂しさや苦しさもあるし、だからといって子供のことを考えると離婚に踏み出せない。
そのどうにもできないジレンマに苦しんでいる。
その原因を作ったのは、俺だ。

まぁ、俺は自業自得だよね。


俺ってバカ? 

できちゃった婚をして早6年。
子供も次々と2人生まれ、生活は苦しいながらもにぎやかで幸せな家庭を築いてきた…
ハズでした(T T)

表向きってか子供の前じゃ、今も以前と変わらず仲のいい夫婦。
でも、ホントのところじゃ夫婦の仲は冷め切っている。
嫁は今年に入って2回目の不倫中…。
どれだけ俺が大事にしてようとしても、どれだけ努力しても、あがけばあがくほど嫁の心は離れていく。

もう疲れたよ…。
どれだけ愛しても何度も裏切られて、ウソつかれて、ごまかされて…。
いっそのこと離婚しちゃえば?って考えが心の中を何度もよぎる。


でも…。

それでも、嫁のことを嫌いになれない、捨てきれない自分がいる。
もともと嫁がこんな風になった原因を作ったのが、俺自身がダラシなかったせいだってこともある。
それより何より、こんなに何回も裏切られても、心の底のほうじゃまだ嫁を信じている。
いつか…いつかまた俺のところに戻ってきてくれるんじゃないかって。


こんな俺はバカかなぁ。

…いや、泣きたいくらいの大バカだな。